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執筆者の写真Miho Oashi

日本で働く外国人労働者

更新日:2019年8月27日

BBCでこんなビデオが公開された。

タイトルは『搾取された日本の外国人労働者』。


外国人労働者数は2017年に127万人を超え、今年4月に執行された改正出入国管理法により、さらに外国人労働者は増える予定だ。2017年には外国人労働者の失踪者数が7千人を超え、同年までの3年間に自殺者数は69人にものぼるという。はっきりいって正気の沙汰ではない。失踪や自殺をせずとも、うつやPTSDに苦しむ人は少なくないそうだ。調べてみると、パワハラ、いじめ、賃金未払い、不当契約、時間外労働、と地獄のような事案のオンパレード。しかも福島原発で除染作業をやらされながら、低賃金しか払われてないというのもある。本当に雇用者の人格を疑う。


私のタイ人の友達もひどい暮らしをしていた。

彼女は2015年に日本に来日し、日本語を勉強しながらタイ料理レストランで働いていた。中野に住んでいて、表向きは普通の一軒家家だったが、中に入ると小さく仕切られた部屋がたくさん並んでいた。3畳くらいの部屋の中には、取ってつけたような人ひとり入るのが精一杯のシャワールーム(と呼べるのかわからない)とトイレ、流しがあった。そして、そこにはたくさんの外国人が暮らしていた。なぜここに外国人が集まるかというと、外国人にオープンなアパートだったからだ。(多分グレーからブラックだったけど)


外国人労働者の多くはいわゆる日本人が住むようなアパートが借りられない。連帯保証人がつけられないのも理由にあると思うけれど、「外国人だから」という理由で一蹴されているのが実状だろう。朝日新聞の記事の中の「あなたは、日本に来てよかったですか?」で、「日本は遊びに来るにはいい国だが、住むのにはよくない」という答えが印象的だった。

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